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No.765 動画配信サービスでは観ることのできない伊丹十三監督作品を一挙放送――『お葬式<4Kデジタルリマスター版>』
『マルサの女』、『タンポポ』、『あげまん』……身近なテーマや社会問題をエンターテインメントに仕立てる“伊丹映画”で大ヒットを連発した伊丹十三監督。51歳で監督デビューしてから64歳で逝去するまでの全10作品が、5月17日(土)夜8時から、日本映画専門チャンネルで一挙放送されます。題して“24時間まるごと伊丹十三の映画4K”。
実は、今月はじめまで、日本映画専門チャンネルの特別企画として、TOHOシネマズ日比谷/梅田にて『伊丹十三4K映画祭』が実施されていたのです。伊丹映画全10作品のデジタルリマスター版を、劇場のスクリーンで観ることができる企画とあって、若い世代の映画監督や俳優など業界人にも好評だったようす。伊丹作品は動画配信もされていないこともあり、貴重な機会となりました。
劇場での上映は終わってしまいましたが、4K最高画質での一挙放送が待っています。まずは監督デビュー作である1984年作品『お葬式』から。日本アカデミー賞の最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞などを受賞したヒット作で、はじめてのお葬式にとまどう喪主と周囲の人々をコミカルに描いています。
文/櫛田理子
注目番組! 『お葬式<4Kデジタルリマスター版>』5/17(土)20:00〜ほか(日本映画専門チャンネル)
月に日曜日が5週の場合は、第1週を除いた日曜日に更新いたします。
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