いよいよブロック戦も佳境に入り、今月は10回戦に突入する。Bブロックには近藤誠也八段が登場。今年2月に第18回朝日杯将棋オープン戦で自身初の棋戦優勝を飾った。今期の順位戦からはA級入りも果たし、大注目の若手だ。2連勝で初の決勝トーナメント進出なるか（16日）。Dブロックには斎藤慎太郎八段が登場。今年の叡王戦五番勝負で伊藤　匠叡王とフルセットの大熱戦を繰り広げた。久方ぶりのタイトル復位にはあと一歩及ばなかったが、実力を十分に示した形だ。本棋戦でも輝きを見せてほしい（23日）。Fブロックには佐々木勇気八段が登場。昨年、竜王戦で初のタイトル挑戦権を獲得し、藤井聡太竜王を相手に接戦を演じたのは記憶に新しい。今期の王位戦でも挑戦者決定戦まで進んだ。NHK杯優勝の実績もあり、早指しは得意。本棋戦でも初優勝を狙う（30日）。9月は他に、大橋貴洸七段（2日）、糸谷哲郎八段（4日）、佐藤康光九段（9日）、増田康宏八段（11日）、広瀬章人九段（18日）、佐藤天彦九段（25日）が今期初登場する。